国際線の乗務では、CAはどれくらい英語を使いますか?
航空会社受験では、将来的に国際線に携われるところを受けようと思っています。
そこで、実際に国際線CAが業務でどのくらい英語を使うのか教えて下さい。また、どのような内容の英語をどんな場面で使うかも知りたいです。
あと、国際線でのGSも視野に入れているのですが、CAに比べると英語を使う機会は少ないのでしょうか?
シチュエーションが幅広くあって回答しにくい内容ですみません。
宜しくお願い致します。
(ペンネーム:うまるさん/社会人) 先輩からの回答
こんにちは。国内航空会社のCAをしております、チホです。
私の会社ではまず国内線を1~2年乗務し、その後、国際線に移行します。
うまるさんのご質問に、「将来的に国際線に」とあったので、私の会社のようなところを想定されているのかなと思いますので、お答えしますね。
まず英語の件ですが、正直なところ時期や路線等によって全く異なるため、一概にこう!とは言い難いのですが、ひとつの参考にしていただけたらと思います。
国際線では、毎便使う量は違うにしても、何かしらの場面で必ず使っているかと思います。
特に成田発着の便は乗り継ぎ外国人の方がかなり多いので、英語が飛び交っている事もしばしば。
路線によっては英語も日本語も分からない英語圏以外の外国籍の方が多い路線もあります。
羽田発着に関しては日本人の方も多いので、成田に比べたら使わないと思いますが、ヨーロッパ便は外国人の方も多かったりします。
便によっては8割日本人のお客様の時もあるので、ほぼ使わない事もあるのですが、、、
時期やフライトの便にもよるかと思います。
国内線に関しては、ほとんど英語を使うことはないかなと思います。
中国の春節やヨーロッパのホリデーシーズンだと外国人のお客様もいつもより多い事もありますが、国際線と比べたらかなり頻度は少ないと思います。
主要路線で言うと、羽田から伊丹、福岡はビジネスマンの方が多いからか、めったに外国人はいらっしゃらず、札幌や沖縄は中国人やアメリカ人の方がたまにいらっしゃるくらいです。
内容に関しては、ざっくりお伝えしてしまうと、日本語でお客様に接している事全てを英語に訳す感じです(笑)
保安の事やサービスの事、国際線ですと時間がたくさんあるので、日常会話やお食事の感想などなど、本当に色々な場面で使います。
保安の事やサービスの事は基本的にはマニュアルのようなものがあり、訓練中に教わるので、そこからフレーズを拾えば大丈夫です。
日常会話と少しフォーマルな会話の仕方などに関しては、個人の英語力に任されるところもあります。
あとは海外クルーも最近は増えてきているので、その方達とのコミュニケーションも英語になるので、英語力はあればあっただけ、得だと本当に思います。
国内のうちはほぼ使わないですが、国際線に来ると一気に必要になってくるという感じだと思います。
このような感じで、答えになってますでしょうか??
ちなみに友人の外資系CA(中東・欧州系経験者)は、日本人のお客さまに接するとき以外はほとんど英語と言ってましたよ♪
(日系CA/チホ)
スカイパスポートからの一言
国際線のGSは、どの会社を担当するかによってかなり違います。
あらかじめある程度どこの会社を担当するかが決まっている募集もありますので、
よく見てみてくださいね。
CAと比べてというのは難しいのですが、GSは機内で時間のあるCAと違って、お話しする時間は短いかもしれません。
関連Q&Aでもお答えしていますので、参考にしてください。